エアコン室外機の上に濡れタオルを置くことの節電効果は7.5%?
エコワットでエアコンの電気代を濡れタオル有り無しで測定
ホットクックの自動調理と全く無関係ですが、先日ネットで話題になっていたエアコン室外機の上に濡れタオルを置いて冷えが良くなる効果、簡易的に電気代を測定するエコワットを用いて数値化して見ました
コーヒー仲間のバンライケンさんに教えていただいた、エアコン室外機の水冷システム、バケツとタオルだけで出来て凄い冷えるようになります‼今年は猛暑なので、効率よくエアコン効かせるのに良いですね! pic.twitter.com/5SagkSVrCQ
— sugayan (@sgy_coffee) 2018年7月22日
まずは仮設です
エアコン室外機の上に濡れタオルを置くと冷えが良くなるのは水が蒸発して周辺温度(室外機の吸い込み温度)が下がる為→
周辺温度が下がると室外機で冷媒を冷やす温度差が小さくなり電気代も下がるのでは?
と仮定しました。なので、電気代を測定して効果が出ればいいのではないかと
と言う事で、下記のように室外機の上にタオルを置いて電気代を測定し効果を比較したところ7.5%の消費電力減少を測定できました。
2.27kwh→2.10kwhで電気代はタオルが無い時の92.5%になりました。(7.5%ダウンです)
以下測定状態を紹介していきます。
室外機の上に濡れタオルを置いて電気代を測定したのは2018年7月31日、エアコンコンセントのところにエコワットを用いて測定しました
続いてエアコン室外機の上になにも置かずに電気代を測定しました
室外機の上に何も置かず電気代を測定したのは2018年8月1日、エアコンコンセントのところにエコワットを用いて測定しました
2日間の天気を確認してみました。参考YAHOO天気
7月31日は最高気温36.2℃暑いです
8月1日は最高気温34.9℃、気温下がりましたが濡れタオル無しで測定した日なので条件としては厳しくなる方向でいいのではと思います。
測定に使ったエアコンは南西角に有る部屋で人の出入りはほとんどありません。(現在は物置)雨漏り跡は無視してね
使った機種はナショナルエアコンエオリア CS-AG22Sは1995年製造で古い機種です。
運転方法はタイマーで午前7時から午後6時まで設定温度27度、風量と風向はそれぞれ自動にしました。
測定に用いたのがこちらのエコワットです
続いて失敗事例です。水をタップリ置こうと大きなトレーを室外機の上に置いて、その横にタオルを伸ばしたら逆に電気代が増加しました。恐らく大きなトレーで風の流れを遮ったのとタオルの広げ方が狭かったことが原因と考えています
こちらは室外機横にバケツを置いた事例、水を吸い上げるよりタオルが乾く方が早くて、室外機上のタオルはカラカラに乾いていました。
まとめ(私の思う)
今回の事例では7.5%の節電効果を確認できたので想像通り一定の効果は有ると思いますが、タオルの位置が下がったりして風の流れを妨げると逆効果になるので注意が必要です。
また、メーカー各社がコメントしているように水の侵入やタオルを巻き込んでの故障もあり得る話なので、注意して行う必要が有ると思います